三種混合ワクチン・四種混合ワクチン・五種混合ワクチンについて
それぞれは次の様なワクチンです
- 三種混合ワクチン:ジフテリア,破傷風、百日咳
- 四種混合ワクチン:ジフテリア,破傷風、百日咳、不活化ポリオ
- 五種混合ワクチン:ジフテリア,破傷風、百日咳、不活化ポリオ、ヒブ
四種混合ワクチン製造中止に伴う注意
このたび、四種混合ワクチンが製造中止になり、流通在庫のみになると連絡を受けております。令和4年3月までは、四種混合ワクチンが使用されていましたが、それ以降は五種混合ワクチンになっております。お子様の年齢によっては、以前のワクチンが四種混合ワクチンのケースがあります。次の様なケースなどでは、注意が必要です。
例えば「四種混合ワクチンとヒブワクチンを別に接種していた。ヒブワクチンは既に4回接種しているが、4種混合ワクチンは3回しか接種していないケース。追加接種には『五種混合ワクチン』を使うと、ヒブワクチンが1回分オーバーしてしまいます。この様なケースでは『三種混合ワクチン+不活化ポリオワクチン』の接種をする必要があります」
四種混合ワクチンの追加接種をする場合は「電話では無く、母子手帳を持参して来院」して頂いた方が確実だと思います。
三種混合ワクチンの流通不足について
昨年より「百日咳」が流行しております。小児では重症になるという事などから「百日咳ワクチンを接種したい」という方が増えました。しかし「百日咳単独ワクチン」は、現在は流通しておりません。代わりに使われるのが「三種混合ワクチン」元々は、公費の定期接種で広く使われていましたが、四種・五種混合ワクチンが発売された為に生産数が減らされてきました。ここに持ってきて急な需要の拡大があり、三種混合ワクチンは不足しております。